地盤   地盤から建築を考える

 第八章 液状化現象  No.17

     今回は、液状化現象について考えていきます。

      『液状化現象』という言葉は聞いたことはあると思いますが、実際に目にした人は少ないと思いますので、簡単に説明しますと、
      言葉のとおり、土が液体のように容易に変形する現象を言います。
      この現象は、水を含んだ砂地盤に地震のような繰り返しの力が加わって、それ以前に安定していた力のバランスが崩れたときに
      起こります。

      

          振動
地震時には大きな振動があり、砂粒子も深い位置まで密になり、その分隙間の水が浮上する量が多く、時にはマンホールを持ち上げることも起きたりしています。
でも、液状化現象が起きるのは地震時だけとは限りません。
随時トラックが通る場所や大きな振動を出す工場でも液状化現象は発生しており、道路の陥没・建物の傾きなどを発生させています。
 


       
            振動の多い地域では、より一層の地盤への配慮が必要となりますので、
                   建築前にはなるべく現地に行き振動等も確認しておく必要があります。

                                            

                        
             シールドエージェンシー株式会社 ボス・ネット ビルダー・サクセス・ストーリー2005/7/15 21号抜粋


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