地盤   地盤から建築を考える

 第九章 擁壁BL型擁壁  No.20

     今回も、擁壁について考えていきます。

      L型擁壁はRC造の底版付きで2m以上の高さになると、役所指導により、底版幅や厚さ・地耐力の検討が必要で
      しっかりとした設計のうえ造らなくてはいけません。

      但し、2m未満の擁壁には適用されていないため、1999mm高で役所指導を逃れている擁壁もあり注意が必要です。
      前回同様擁壁の目的は土留が主でL型擁壁も建物荷重を想定していないので、建物荷重の影響を受け、ズレや沈みが
      発生しないよう注意が必要です。
      
      L型擁壁は施工時、底版の設置の為、掘削量が多く、埋め戻し土の範囲も広く注意が必要です。
      埋め戻し土の簡単な目安は
      (埋め戻し土の距離の目安)=(底版距離)+(余掘り)
                       =(擁壁高さ)×4/5+(擁壁高さ)×1/√3
                       ≒(擁壁高さ)×1.5
      

                2m擁壁の場合、約3m
3m擁壁の場合、約4.5m
が埋め戻し土と考え、転圧を充分に行い、
建物荷重を支持できる状況であるが、
調査をしっかり行う必要があります。
  また、擁壁裏は雨水の浸透が多く溜まりやすいので水抜きが機能していないと、いくら転圧を充分に
行っていても地盤が緩くなりますので、水抜きから雨水が抜けていることの確認も必要です。


       
 L型擁壁の宅地の注意事項は、
        @地表に出ている擁壁高さが2m以上かどうか
        A擁壁下が岩盤もしくは、改良工事・杭工事を行われているか
        B埋め土の転圧が充分に行われているか
        C水抜きが機能しているか

        まだまだ、擁壁についての注意事項は沢山ありますので、次回も擁壁に関する情報をお届けします。

                                            

                        
             シールドエージェンシー株式会社 ボス・ネット ビルダー・サクセス・ストーリー2005/10/15 24号抜粋


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