地盤   地盤から建築を考える

 第三章
    地盤改良工事 2  No.6

     今回も不同沈下を防ぐ為の地盤改良工事についてです。

      地盤の改良工事は、一般的に表層地盤改良工事、柱状改良工事(摩擦杭)、支持杭工事の3つに分類されます。
      今回は、支持杭工事について考えていきます。

      支持杭工法は、住宅を支持できる安定層が確認され、それ以深に軟弱層が存在しない地盤で施工が可能です。
   
    
  
                                        


       杭の配置ですが、基礎的に通柱・間柱の下に打設し、2m以上杭ピッチが離れている箇所は基礎タワミ防止の為に
      打設追加することが望ましくなっています。但し、通柱・間柱の間隔、基礎の強度により、2本の杭で支持する等の本数の
      コントロールが可能です。また、鋼管杭・RC杭の場合径と長さにも注意が必要です。

        
鋼管杭・RCの径の限界点
          杭径(mm)      114.3  139.8   165.2  200.0  250.0  300.0
         施工長(m)  3〜11  3〜14  2.5〜17  2〜20  2〜25  2〜30
       添加物(kg/m      10〜   8〜  7〜  7〜  6〜  6〜

       このような、条件から杭の本数・長さ・径を決定し、杭支持力を算出し、建物荷重の支持が可能か否かの検討を行ってください。
       (不足の場合は増杭を行ってください。)
       尚、敷地条件によって、打設方法が変わります。
                                                       

                        
               シールドエージェンシー株式会社 ボス・ネット ビルダー・サクセス・ストーリー2004/8/15 10号抜粋

                            

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