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【第3章】地盤改良工事

No.3 柱状地盤改良工事について


今回も不同沈下を防ぐ為の地盤改良工事についてです。

地盤の改良工事は、一般的に表層地盤改良工事、柱状改良工事(摩擦杭)、支持杭工事の3つに分類されます。今回は、柱状地盤改良工事について考えていきます。

柱状地盤改良工事は、建物を支持できる摩擦層又は安定層が確認されていることが必要です。





















柱状地盤改良は、杭工事のように硬質の安定層ではなく、ある程度の支持力のある層で定着させることが可能で、現場でセメントミルクを注入しながら、地耐力を向上させる工法で、摩擦杭と同様の考え方となります。但し、杭工事と異なり、現場での安全確認が困難で計算上の安全確認となります。

<柱状地盤改良工事の条件>
①改良体先端から下に2m以上のN値6以上の層があること
②摩擦層があること(自沈層でない層があること)

その為、現場によって、地域性・セメントの凝固等、安全を多く見なくてはならないことも多々あります。